「ぬか漬けはどうしたら作れるの?」
「ぬか床の手入れの仕方を知りたい」
「ぬか床の保存はどうしたら良いの?」
ぬか漬けは乳酸菌が多い今も注目されている発酵食品。
自分でぬか漬けを作れば、好きな食材を漬けて楽しめます。
お手軽に食卓に1品増やせるので、ぬか漬けはおススメです。
現役シェフの私が、ぬか漬けの作り方と手入れの仕方をご紹介します。
最後にお店で作っている、普通のぬか床とは違う作り方も載せておきます。
ぬか漬けの作り方
1からぬか床を作ることも出来ますが、炒りぬかを手に入れて、昆布や唐辛子、捨て野菜を漬けてetc…となると時間が掛かり過ぎて面倒くさいです。
ここでは市販のぬか漬けの元を使って、お手軽にぬか漬けを作ってしまいましょう。
用意するもの
- 市販のぬか漬けの元
- 水
- ぬか床を入れる容器(深さ12cm以上のもの)
ぬか漬けの固さの目安
容器にぬか床の元を入れ、、ぬか漬けの元のパッケージに記載されている分量通りに水を用意します。
記載されている分量通りに水を混ぜれば、耳たぶくらいの固さのぬか床が出来上がると思います。
記載されている分量はあくまで目安なので、もし分量通りに水を入れて、固ければ追加で水を入れましょう。
ぬか漬けに使う食材
ぬか漬けには野菜を漬けるのが一般的ですが、肉や魚も実はぬか漬けにすることが出来ます。
何でもぬか漬けに出来るので、あなたの好きな食材を漬けて下さい。
丸ごと漬けて大丈夫です。
最初は無難に、キュウリや茄子、大根をぬか漬けにしてみましょう。
肉は肉、魚は魚、野菜は野菜と、ぬか床はそれ専用にします。
魚を付けたぬか床で野菜を漬けると、魚の臭いがぬか床に付いているので、野菜が臭くなってしますからです。
肉や魚のぬか漬けは、冷蔵庫で保管します。
ぬか漬けの漬け時間
大体のものは1日ぬか床に漬けておけば、ぬか漬けになります。
特にキュウリなどの食材に水分量が多いものはすぐに漬かります。
逆に茄子などの皮が厚かったり、ニンジンなどの固い食材は、丸ごと入れると漬かるのに2日以上の時間が掛かります。
漬け時間を短くしたい場合は、ニンジンなどは縦割りにして食材を小さくするか、食材の天地(ヘタとおしりのこと)に、十字に3cmほど切り込みを入れると漬け時間が短くなります。
※この漬け時間は常温でのぬか漬けの時間です。
冷蔵庫でぬか漬けをする場合は、漬け時間が2~3倍の時間が掛かるので注意してください。
常温でぬか漬けをすると1日で漬かるものが2~3日かかります。
ぬか漬けの食べ方
漬け終わった食材を食べるときは、ぬか床から取り出して水洗いします。
洗い終われば、キッチンペーパーなどで水分を拭き取り、野菜なら1口大に切ってすぐに食べれます。
肉や魚は水洗いして水分を拭き取ってからは、いつも通り普通に焼いていきましょう。
塩味はぬか漬けにしたことで付いているので、水洗いしてからは塩を振らずに焼いていきます。
塩分が気になるようなら、レモン汁をかけます。
私は野菜のぬか漬けにはポン酢を少し垂らしてます。
ぬか漬けの保存と手入れ
ぬか漬けは直射日光の当たらない常温保存で大丈夫です。
気になるようなら冷蔵庫でも保存できます。
1日1回はぬか床を混ぜます。
底から全体を混ぜて、ぬか床全体に空気を送り込みます。
お店のぬか床の作り方
私がお店で作っているぬか床は水分の分量が普通とは違います。
ぬか床の水分量が多くしているので、普通にぬか漬けを作るより早く漬かります。
長い時間ぬか漬けにしたものを古漬けと呼びますが、お店で出しているぬか漬けは、ぬか漬けと古漬けの中間を目指して作っています。
水分が多いので早く漬かるので、目指している中間の漬け時間が1日で出来るので、時間の節約になります。
デメリットは水分が多いので、手入れをしかっりしないとぬか床が傷みやすいことです。
ぬか床の水分量は、食材をぬか床に落とし、ドプっとなる固さです。
言葉は悪いですが、泥沼みたいな固さが目安です。
まとめ
ぬか漬けは食材を入れておくだけで、次の日には立派な1品になるお手軽な料理です。
美味しいうえに乳酸菌が豊富なので、私たちの健康も良くしてくれる優れもの。
市販のものを使えば、買った当日から作れるのでおススメです。
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