ご家庭でも簡単に出来る「鶏の照り焼き」ですが、プロが使うちょっとした技を使えば、鶏肉が更に美味しくなること間違いなし!
フライパン1つで簡単に出来て、冷めても美味しくお弁当でも大活躍!
現役シェフの私がフライパン1つで、美味しく簡単な鶏の照り焼きの作り方と、鶏肉の焼き方をご紹介します。
鶏の照り焼きの作り方
- 鶏もも肉………1枚(200g程)
- 塩………鶏もも肉の重量の0.5%
- 濃口醤油………大さじ2
- みりん………大さじ2
- 酒………大さじ2
- 砂糖………少々
鶏肉もも肉に塩を振る
鶏もも肉全体に塩を振ります。
照り焼きソースがある為、少なめの塩の量です。
脱水と塩味の浸透も兼ねて、10分程常温に置きます。
面倒くさければ、ステーキとは違うので冷蔵庫から出したら、塩を振ってすぐに焼いても問題ありません。
ステーキと違い肉の厚さがそこまで厚くないので、すぐに火は通ります。
鶏肉は皮目から焼かない
意外かと思われるかもしれませんが、私は鶏肉を皮目から焼きません。
鶏肉は皮目から焼くのが常識として出回っています。
では、皮から鶏肉を焼くとどうなるのか?
皮から焼くと皮が縮みますよね?
すると皮が付いていない身の方はどうなるでしょう?
皮が縮むので肉が引っ張られて反り、肉の内部の肉汁の出やすくなります。
皮が付いていない身の方から焼くと、皮を焼いても身の方の肉の縮みが最小限になります。
身の方を焼くといってもほんの少し色づく程度です。
フライパンに油を引いたら、身の方を色付けててから皮目を焼いていきます。
皮目を焼く
皮目を焼くときは弱火での良いのですが、皮をよりパリッとさせたいのであれば、弱火の中火で焼きます。
弱火の中火は、弱火と中火の中間の火加減です。
皮目が美味しそうな茶色になれば、裏返して身の方を焼いていきましょう。
身の焼き方
皮目を焼く時とは違い、身の方は弱火でじっくりと焼いていきます。
弱火で焼くことによって、鶏肉の肉汁の流出を最小限にします。
肉汁の流出が少なければ少ないほど、身はふっくらジューシーになります。
身の方を3分程焼いたら、余分な油はクッキングペーパーで拭き取ります。
照り焼きソースを作る
鶏肉の身の方を弱火で焼きながら、濃口醤油、みりん、酒をフライパンに入れます。
醤油、みりん、酒の分量は同量なので、計るのが面倒くさければ目分量でいきます。
砂糖は少しずつ入れて、照り焼きの甘みを調整します。
照り焼きソースを煮詰めながら、鶏肉に最後の火入れをします。
鶏肉に火が入ったときに、照り焼きソースにとろみが付いていなければ、焼き過ぎるのを防ぐために鶏肉を取り出します。
鶏肉を取り出して、照り焼きソースを煮詰めてとろみを付けます。
とろみが付けば鶏肉に照り焼きソースを回し掛け完成です。
まとめ
フライパン1つで簡単に出来る照り焼きですが、ちょっとした小技を使えば、更に美味しくなります。
調味料の分量も覚えやすいので、あなたの得意料理に入れてみて下さい。
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