「包丁の正しい使い方があるなら知っておきたい。」
「料理をするときに姿勢なんて関係あるの?」
正しい包丁の使い方や料理をするときの姿勢をするだけで、まずケガの予防になります。
包丁の正しい切り方をすることで、楽に食材を切れますし、疲労も軽減できます。
それでは正しい包丁の使い方を解説していきます。
包丁の使い方
まな板を動かないようにする
食材を切っているときにまな板が動かないように、100均で売っているマットの滑り止め or 水で濡らして固く絞った布巾をまな板の下に敷きます。
私はまな板の下に固く絞った布巾を敷いています。
姿勢を整える
食材を切るとき、まな板と包丁は直角に交差しているのが正しい姿勢です。
まな板と平行に立ち、包丁を持つ手と同じ側の足を軽く引きます。
そうすると身体はまな板に対して斜に構えます。
角度で言うと45℃です。
斜に構えると包丁を使う時に、まな板と包丁は直角に交差します。
まな板に対して平行に立ったままだと、包丁を使う時に包丁は斜めに向きます。
このまま包丁を使うと、指を切る確率が上がりますのでケガの元です。
包丁の持ち方
包丁を握るとき、人差し指と親指で包丁の金属部分を支えます。
残りの3本の指で包丁の柄を握り込みます。
オーソドックスな持ち方で握り型と呼ばれます。
先程の握り型をして、人差し指を包丁の峰に立てる持ち方があり、魚や肉など柔らかい食材を切る持ち方です。
こちらは指差し型と呼ばれます。
私は引き切りをする場合は指差し型。
それ以外は握り型と持ち方を使い分けています。
包丁の動かし方
包丁はスライドさせないと切れません。
初心者は上から下に押さえつけて食材を切りがちです。
食材を切っているのではなく、斧のように食材を潰しています。
飛行機の着陸時のように、包丁を滑らしながら食材を切るイメージをすると、繊維を潰さずに綺麗に切れます。
刃先から刃の根本まで、もしくは刃の根元からは先まで、大きく包丁を動かしましょう。
ノコギリのように細かく前後に動かすと、食材の断面が綺麗にならないので気を付けて下さい。
包丁の基本の切り方
包丁の基本の切り方は2種類です。
押して切る”押し切り” or 引いて切る”引き切り”のどちらかです。
野菜を切る時は押し切り。
肉や魚などの柔らかい食材を切るときは、引き切りを使います。
野菜は繊維が丈夫なので、包丁で切るときの抵抗が強く、引き切りをすると綺麗に切りにくいです。
力が入りやすい押し切りをするのが一般的です。
食材の支え方
包丁を持つ手の反対側の手で食材を支えます。
食材を支えるときの手の形は猫の手です。
※指が伸びている場合や、猫の手をしても親指が人差し指より出ていると、ケガの元になります。
食材を支える力加減は転がらない程度で良いので軽くです。
あまり力をかけ過ぎると、何かの拍子で支えてる手が「グリンっ!」となるので気を付けて下さい。
まとめ
正しい姿勢や包丁の持ち方、切り方をすると疲労は軽減されます。
包丁はスライドさせたときに食材が切れるので、大きく包丁を動かしましょう。
包丁の持ち方が分かれば、次は包丁の研ぎ方に行きましょう。
下記にリンクを貼っています。
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