「ボラは臭くて喰えたもんじゃない」
「ボラは卵をカラスミにするくらいしか手はないんじゃない？」
臭くて不味いと評判のボラですが、実際に食べたことがありますか？
確かにボラは臭くて不味いです。
しかし臭い理由は水質が悪い所のボラだから。
水質が綺麗で新鮮なボラは真鯛のような美味しさです。
現役シェフがおススメの食べ方をご紹介していきます。
ボラは高級魚
ボラは昔、真鯛と同じくらいの値段で取引されていた高級魚です。
ボラは水底の泥も食べます。
水質汚染で臭くなった泥を食べるため、身も臭くなり今の時代は敬遠されています。
水質が綺麗な場所のボラは刺身でも食べれ、味は鯛に近いです。
夏のボラも美味しいですが、冬は脂が乗っていて鍋に向いています。
私も初めて食べた時は、本当に美味いのかと思っていましたが、美味しいボラを食べると価値観をぶっ壊されます。
美味しいボラの見分け方
基本は活〆されているものを買いましょう。
市場で売られているのしか見たことがありませんが、スーパーで売られているボラは私は敬遠します。
エラとか見れるなら、エラがピンク色のものを。
眼は澄んでいて黒目がくっきりしているものを。
この辺りは他の魚と目利きは同じですね。
ボラの捌き方
他の魚と同じように、3枚おろしにします。
魚の3枚おろしはこちら。
ボラの内臓には「へそ」と呼ばれるものがあり、鶏の砂肝みたいでこれも美味しいです。
新鮮なら刺身でも食べられますが、心配ならば塩焼きにしましょう。
おススメのボラの食べ方
1番の調理法は”焼き”
刺身でも食べれますが、私の1番のおススメはムニエルです。
味は本当に鯛！
何も言われずに出されたら、ボラと言われても信じられません。
ムニエルにするのが面倒ならば、シンプルに塩焼きで食べましょう。
刺身でも食べれる
物によるかもしれませんが、刺身は少しだけクセがあります。
ボラは臭いという先入観のせいでしょうか？
昆布〆にするとクセは抑えれます。
冬はやっぱり鍋
脂がたっぷり乗っている冬は鍋にするのも美味です。
サッと湯がいてしゃぶしゃぶで食べるのも乙なものです。
大阪はポン酢で鍋を食べるとが一般的です。
アラはしっかりと出汁を取る
ボラは白身魚ですので、アラは捨てずに出汁を取りましょう。
頭も梨割りにして出汁が取りやすいようにします。
アラ汁も良いですが、素材の旨味だけの潮汁が私は好きです。
まとめ
先入観で今まで食べてこなかったボラ。
水質が綺麗で新鮮なボラは、売られていたら即買いしてください。
美味しいし値段が安いです。
サイズは結構デカいのに、1尾300円の場合もあります。
私もまた食べたいのですが、なかなか出会わないんですよね、、、
もし市場で魚を買っていて、ボラが売られていたら1度食べてみて下さい。
美味しいボラは、本当に価値観が変わりますので。
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