ステーキを焼きても失敗して美味しくない
美味しいステーキの焼き方を知りたい
値段は安いけど、出来るだけ美味しく食べたい
こんな疑問にお答えします。
この記事の内容
1.ステーキの失敗の原因
2.美味しいステーキの焼き方
3.安い肉を美味しくするには
この記事を書いている私は、ステーキ専門店に2年、料理人歴6年の現役シェフです。
こういった私が解説していきます。
1.ステーキの失敗の原因
肉を焼くときにこんなことをしていませんか?
肉を焼く温度が適切でない
ステーキを焼くときは温度が大切です。
肉は54℃から肉汁が出始めます。
焼き過ぎると、肉汁が出過ぎてジューシーさが無くなったステーキになってしまいます。
冷蔵庫から出してすぐに焼く
冷蔵庫から出してすぐに肉を焼いていませんか?
冷蔵庫から出したばかりの冷たい肉を適当に焼くと、肉の中心と表面とで焼きムラが出来ます。
そのため表面上は美味しそうに見えても、切ってみると中心が生焼けということが起きます。
焼き終わるとすぐに切る
ステーキを焼き終わってからすぐに肉を切っていませんか?
焼いてからすぐに肉を切ると、断面から肉汁が溢れてジューシーさが失われます。
2.美味しいステーキの焼き方
ここからは美味しいステーキの焼き方をご紹介します。
時間をかける
ステーキを焼くときは、冷蔵庫から取り出してすぐには焼きません。
肉が手の大きさのサイズで、厚みが1~3cmの肉なら15分程常温に置きます。
肉の温度を常温に戻しておくことにより、焼きムラが小さくなるためです。
塩を振る
料理に絶対はないので、考え方は人それぞれですが、肉を常温に戻すときに塩を肉の全面に軽く振ります。
塩を振ることにより、肉の余分な水分を出して、塩味を肉に馴染ませるためです。
表面を高温で焼く
フライパンに油を引いて、油が限界まで強火で温度を上げます。
フライパンから煙が結構出ますが、気にしません。
この高温で、肉の表面を全面焼きます。
美味しそうな焼き色が全面に付くまで強火のまま焼きます。
アルミホイルで包む
高温で肉の表面を焼き終われば、アルミホイルで包み余熱で火を入れます。
余熱でじっくり火を入れることにより、断面がロゼ色のミディアムレアのステーキが出来ます。
火通りを確認する
火通りを確認するには、ステーキの中心を指でプニっと押します。
ゴムボールくらいの弾力で、指を押し返して来るのが目安です。
さらにステーキの中心を指でグイっと押し込んだときに、赤い肉汁が出てきたら火通りは完璧です。
ただし、この指を押し込む確認は1度しかできないので注意してください。
3.安い肉を美味しくするには
安い肉を美味しく食べる方法をご紹介します。
すりおろし玉ねぎに漬ける
玉ねぎにはタンパク質分解酵素が含まれているので、肉が柔らかくなります。
漬け時間は30分程で、肉が見えなくなるまでの玉ねぎの量は必要ないです。
ところどころに、すりおろし玉ねぎを掛ける程度で十分です。
他にも色々と肉を柔らかくする方法はあります。
炭酸水に漬けたり、マイタケを使ったりetc…
どのご家庭で冷蔵庫にあるといえばたまねぎではないでしょうか?
使すりおろした玉ねぎは、ソースにも無駄なく活用できますしね。
また玉ねぎに漬けなくても、美味しいステーキの焼き方を実践すれば、安い肉でも美味しく食べれます。
ステーキを焼くときは、表面を高温で焼き、表面全てに焼き色が付けばアルミホイルに包む。
そのまま余熱で火入れをすれば、ミディアムレアのステーキが出来ます。
これさえ覚えていれば美味しいステーキは簡単に出来ます。
コメント